沖縄近海では数種類のクジラが確認され最も多く見られるのがザトウクジラ。
約15メートルもの雄大な姿で大海原を自由に泳ぎ、春から夏までの時期をアラスカ海峡など餌が豊富な北の海で過ごし、冬から春にかけて数千キロメートルもの距離をゆっくりと回遊しながら繁殖子育てのために暖かな沖縄の海を訪れる。
沖縄本島北部に位置する伊江島近海、那覇市に近い渡嘉敷島や座間味島近海など、ザトウクジラの遭遇率が高いエリアではホエールウォッチングが1月〜3月まで盛んに行われる。ザトウクジラはから突如現れる巨大でダイナミックなパフォーマンスが観察するのに最も面白いクジラとして知られている。また、交尾や出産が行われるこの時期に時折聞こえてくる旋律をもった鳴き声はオスからメスへの「ラブソング(求愛の歌)」ではないかと考えられている。
世界中の海を悠然と回遊し、大らかさと包み込むようなやさしさで皆から愛されるクジラ。 琉球泡盛「鯨」も世界を回遊し、皆から愛される「酒」でありたい。
久米仙酒造
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