平成29年度産芋　 開墾畑の天狗櫻 〜佐保井地区〜

　当地元では、農家の高齢化が進み、耕作放棄地蔵のとなつている畑が数多くあります。
年前から、土地の持ち主の方々|にご理解とご協力をいただき、これらの土地をお借りして畑を開墾
し、さつま芋を作る取り組みを行つています。
2メートル以上もある雑草や木で覆われていても、開墾してみると、かつては大切に畑と使用されていた土地であることが分かります。
無農薬、無肥料でさつま芋を育て、土地の持つ味わいの表現を目指しました。

昨年のこの畑から植え付けの間隔を狭め、小ぶりのさつま芋のみを収穫する試みをおこなつております。
味わいの特徴を引き出す為、さつま芋を収穫後、 1カ月程保存して適度に水分を飛ばす原料処理を行ないました。　　
自然に近い状態で育てた原料の為、体内に浸透しやすい味わいに仕上がつていると思います。
昨年は寒かつた為、さつま芋の貯蔵温度が例年より低くなり、熟成由来の柑橘(マンダリンのような)の香りが強めになつています。

佐保井地区|・・・市来の南東に位置し、自社畑の中では蔵から一番近くにある畑です。高台にあり水はけの良い砂地の土地で、10年程前に地元の業者さんと協力して開墾しました。それから1度も除草斉Jや農薬を使っていないため、私たちが理想とする生物豊富な畑に近づいていると思います。

麹：　白麹